リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業とは?在職中の女性が「学び直し→転職」で最大56万円の補助を受ける国の制度【2026年】
最終更新: 2026年7月21日
リスキリング支援事業の概要(対象・補助額・申込方法)
- ✓どんな制度? 経済産業省の事業で、キャリア相談→リスキリング講座の受講→転職支援を一体で受けられます。運営の事務局は株式会社野村総合研究所。採択された「補助事業者」のもとでサービスを受ける仕組みです。
- ✓誰が対象? 在職中で、転職によるキャリアアップを目指す方(登録時・初回面談時に在職者であること)。性別は問わず、公式には女性の転職成功事例も複数掲載されています。離職中・専業主婦の方は対象外です。
- ✓いくら補助? 講座受講を修了で受講費用(税別)の1/2(上限40万円)、さらに転職して1年間継続就業で追加1/5(上限16万円)=合計最大70%・56万円。無料ではなく「負担が軽くなる」制度です。
出典: リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業 公式ポータル(転職をご検討の方)・公式トップ(いずれも2026年7月21日確認)
補助額のしくみ(最大56万円の内訳)
- ①受講を修了した場合:講座の受講費用(税別)の1/2相当額(上限40万円)
- ②受講を経て実際に転職し、その後1年間継続的に就業していると確認できた場合:追加で受講費用(税別)の1/5相当額(上限16万円)
- =①+② 合計で最大70%・上限56万円。補助対象は受講者ではなく補助事業者で、受講者は負担が軽減された価格で講座を受けられます。
※ここでいう「転職」は、補助事業で実施された職業紹介による転職、または転職支援を行う職業紹介事業者が自社で雇用する転職を指します(公式ポータルの定義)。補助の具体的な反映方法・対象講座は補助事業者により異なります。
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業とは
「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、経済産業省が実施する国の事業です。リスキリング(学び直し)と労働移動の円滑化を一体的に進める観点から、在職者が民間の専門家に相談できる「キャリア相談対応」、それを踏まえて講座を受講できる「リスキリング提供」、そして「転職支援」までを一体的に実施する体制を整えています。公式ポータルによると、経済産業省及び一般社団法人環境パートナーシップ会議の監督のもと、株式会社野村総合研究所が事務局業務を運用しています。
大きな特徴は、単に講座を受けて終わりではなく、キャリアコンサルタント等との相談・講座受講・転職支援がワンストップでつながっている点です。「今の経験やスキルで足りるのか不安」「足りないスキルは何で、どこで学べばよいかわからない」「学んだスキルをどう企業に伝えればいいかわからない」——こうした在職者の悩みに答える設計になっています。
サービスは、経済産業省に採択された「補助事業者」のもとで受けます。補助事業者に補助金が支給されることで、受講者はリスキリング講座の受講費用の負担が軽減されるのがこの制度のポイントです(補助の詳細は第5章で解説)。IT・デジタル分野への転職を目指す在職中の女性にとって、費用を抑えながら実務スキルを身につけ、そのまま転職支援まで受けられる制度といえます。全国の自治体・国の支援制度との比較は女性向けITスキル支援マップを参照してください。
制度概要表(対象・補助・支援内容)
| 項目 | 内容(公式情報) |
|---|---|
| 正式名称 | リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業(実施: 経済産業省/事務局: 株式会社野村総合研究所) |
| 対象者 | 登録時・キャリア相談の初回面談時に在職者であり、雇用主の変更を伴う転職を目指している方(性別不問)。離職中・専業主婦の方は対象外 |
| 支援内容 | ①キャリア相談対応(棚卸し・ゴール設定・講座検討)②リスキリング講座の受講③転職支援(伴走支援・転職先紹介)を一体的に提供 |
| 補助(受講費用) | ①修了で1/2(上限40万円)+②転職して1年間継続就業で追加1/5(上限16万円)=最大70%・上限56万円(いずれも税別ベース) |
| 仕組み | 補助対象は受講者個人ではなく補助事業者。補助事業者に補助金が支給され、受講者は負担が軽減された価格で受講できる |
| 申込方法 | 公式ポータルの「補助事業者を探す(講座検索)」から、希望の職種・スキルで補助事業者を検索し、各事業者のサイトから申込・問い合わせ |
| 診断 | 公式ポータルに、最大4つの質問で自分に合う分野がわかる「カンタン職種診断」あり |
| 公募状況 | これまで補助事業者が複数回公募されており(六次公募は令和7年8月〜9月に実施)、2026年7月時点で採択済みの補助事業者を通じて利用可能 |
出典: 公式ポータル(転職をご検討の方)・経済産業省 六次公募のお知らせ(いずれも2026年7月21日確認)。補助内容・対象講座・公募状況は変わるため、必ず公式ポータルで最新情報を確認してください。
対象者の条件と、女性の活用
対象になる方(公式のよくある質問より)
- 1.サービス登録時・キャリア相談の初回面談時に「在職者」である方 — 現在お仕事をしていることが前提です。
- 2.雇用主の変更を伴う「転職」を目指している方 — 社内異動ではなく、転職によるキャリアアップを考えている方が対象です。
- 3.受講するリスキリング講座によっては事前知識が求められる場合があります。各補助事業者が応募を開始した段階で条件を確認してください。
女性の活用について(公式の体験者事例)
本事業は女性限定ではありませんが、公式ポータルの「体験者の声」には、次のような女性の転職成功事例が実名の記事として掲載されています(2026年7月21日確認)。
- ◆38歳 女性(ソフトウェア・インターネット) — リスキリングを経て、目標としていた正社員への転職に挑戦(#正社員転職 #PCスキル)
- ◆28歳 女性(Webデザイン) — Webデザインのスキルアップへの熱意が、理想の職場への転職につながった(#クリエイティブ制作 #スキルアップ)
※当サイトでは架空の口コミ・体験談は掲載しません。上記は公式ポータルに掲載されている事例の見出しに基づく紹介です。詳細な体験談は公式ポータルの「体験者の声」でご確認ください。在職中でIT・デジタル職への転職を考える女性にとって、費用を抑えて学び直し→転職までつなげられる選択肢になります。
支援の3ステップ(相談→講座→転職)
本事業の中心は、次の3つを一体的に受けられることです。いずれも補助事業者のもとで提供されます(公式ポータルより・2026年7月21日確認)。
STEP1. キャリア相談対応
キャリアコンサルタント等の専門家と、これまでのキャリアの棚卸しやキャリアゴールの設定を行い、あなたに合った講座の検討をサポートします。「足りないスキルは何か」「どの方向に進むか」を、相談しながら言語化できるのが最初のステップです。
STEP2. リスキリング提供(講座受講)
相談で定めた方向性に沿って、リスキリング講座を受講します。受講費用は補助事業者経由で負担が軽減されます(補助の内訳は次章)。希望の職種や取得したいスキルから講座・事業者を選べます。
STEP3. 転職支援
学んだスキルを踏まえ、転職に向けた伴走支援や転職先の紹介を受けられます。学び直しと転職活動が切れ目なくつながっているため、「学んだけれど次に進めない」を防ぎやすいのが特徴です。
なお、本事業の転職支援は補助事業者が行いますが、制度の枠にとらわれず幅広くエージェントを比較したい場合は、一般の転職エージェント選びも並行して検討できます(8つの質問でエージェント無料診断)。この2つは併用が可能です。
補助の仕組み(最大56万円)を詳しく
本事業は「無料」ではなく、受講費用の負担が軽減される補助制度です。公式ポータルによると、補助は次の2段階で、合計最大70%・上限56万円です。
① 受講を修了した場合
リスキリング講座の受講を終了すると、講座の受講費用(税別)の1/2相当額(上限40万円)が補助の対象になります。転職に至らなかった場合でも、この修了時の補助は対象です。
② 転職して1年間継続就業
受講を経て実際に転職し、その後1年間継続的に転職先で就業していることが確認できると、追加で受講費用(税別)の1/5相当額(上限16万円)が補助されます。①と②を合わせて最大70%・56万円です。
申込の流れ(補助事業者の探し方)
サービスは補助事業者のもとで受けるため、まず自分に合った講座・補助事業者を探すことから始めます(公式ポータルより・2026年7月21日確認)。
「補助事業者を探す」ページへ
公式ポータルの「補助事業者を探す(講座検索)」ページへ移動します。自分に合う分野がわからない場合は、最大4つの質問で完了する『カンタン職種診断』も用意されています。
講座・補助事業者を検索
受講したい講座を提供する補助事業者を、希望の職種や取得したいスキルから検索します。IT・デジタル分野の講座を扱う事業者も含まれます。
補助事業者のサイトから申込
検索結果の『詳細を見る』から各補助事業者のページにアクセスし、該当する講座の申込・問い合わせを行います。キャリア相談・受講・転職支援は、その補助事業者のもとで一体的に受けられます。
出典: 公式ポータル(転職をご検討の方)(2026年7月21日確認)。申込方法・補助事業者の一覧は変わるため、最新情報は必ず公式ポータルで確認してください。
申込前の注意点(口コミ・評判の見方を含む)
1. 「在職者」限定の制度
本事業は、登録時・初回面談時に在職している方が対象です。現在お仕事をしていない離職中の方や専業主婦の方は対象外なので、その場合は離職中でも受けられる自治体の女性デジタル育成事業や教育訓練給付をご検討ください。
2. 「最大56万円」は条件を満たした場合の上限
56万円はあくまで上限です。修了だけなら受講費用(税別)の1/2・上限40万円まで、追加の16万円分は「転職し、1年間継続就業した」ことが確認できて初めて対象になります。受講費用そのものが安い講座では、補助額も相応に小さくなります。
3. 補助事業者によって中身が変わる
実際にサービスを提供するのは、経済産業省に採択された各補助事業者です。扱う講座・対象職種・サポートの手厚さ・補助の反映方法は事業者ごとに異なります。IT・デジタル職への転職を目指すなら、その分野の講座と実績がある事業者を選ぶことが大切です。
4. 口コミ・評判は「事業者単位」で見る
公式ポータルには女性を含む複数の転職成功事例が掲載されています。一方で、制度全体としての第三者の口コミは、サービスを提供する補助事業者ごとに分かれているのが実情です。当サイトでは架空の口コミは掲載しません。実際の相性やサポートの質は、補助事業者を選ぶ段階の無料キャリア相談で、担当者に直接確認するのが確実です。
よくある質問
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業は女性でも利用できますか?▾
利用できます。本事業は性別を問わず、サービス登録時とキャリア相談の初回面談時に在職者であり、雇用主の変更を伴う転職を目指している方が対象です。公式ポータルの「体験者の声」には、38歳女性がリスキリングを経て正社員転職に挑戦した事例や、28歳女性がWebデザインのスキルアップで転職した事例など、女性の転職成功事例が複数掲載されています。ただし、現在お仕事をしていない離職中の方や専業主婦の方は対象外です。その場合は、離職中でも受けられる自治体の女性デジタル人材育成事業や、教育訓練給付などを検討してください(出典: リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業 公式ポータル、2026年7月21日確認)。
補助はいくら受けられますか?受講は無料ですか?▾
完全無料ではなく、補助事業者を通じて受講費用の負担が軽減される仕組みです。公式ポータルによると、(1)リスキリング講座の受講を修了した場合に受講費用(税別)の1/2相当額(上限40万円)、(2)受講を経て実際に転職し、その後1年間継続的に就業していることが確認できた場合に追加で受講費用(税別)の1/5相当額(上限16万円)が補助され、合計で最大70%・上限56万円となります。転職しなかった場合でも(1)の1/2(上限40万円)は対象です。補助対象は受講者個人ではなく補助事業者で、補助事業者に補助金が支給されることで受講者は負担が軽減された価格で受講できます(出典: 公式ポータル、2026年7月21日確認)。
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の口コミ・評判はどうですか?▾
公式ポータルの「体験者の声」には、女性を含む複数の転職成功事例(38歳女性・正社員転職、28歳女性・Webデザイン、29歳男性・未経験からITエンジニア、31歳男性・テック系コンサルなど)が掲載されています。一方で、サービスを実際に提供するのは経済産業省に採択された各補助事業者であり、講座内容やサポートの手厚さは事業者ごとに異なるため、第三者の独立した口コミは事業者単位で分かれています。当サイトでは架空の口コミは掲載しません。実際の相性は、補助事業者を選ぶ段階の無料キャリア相談で確認するのが確実です(出典: 公式ポータル、2026年7月21日確認)。
対象者の条件を教えてください。▾
公式ポータルのよくある質問では、「サービスへの登録時とキャリア相談対応における初回面談時に在職者であり、雇用主の変更を伴う転職を目指している方」が対象と説明されています。つまり、現在お仕事をしている(在職中の)方で、転職によるキャリアアップを目指している方が対象です。受講するリスキリング講座によっては事前知識が求められる場合があるため、各補助事業者が応募を開始した段階で条件を確認してください(出典: 公式ポータル よくある質問、2026年7月21日確認)。
自治体の女性デジタル人材育成事業とは何が違いますか?▾
大きく3点が異なります。(1)対象: 本事業は「在職中で転職を目指す方」が対象ですが、東京都・埼玉県などの自治体事業は離職中の方や再就職を目指す方も対象にしている場合があります。(2)費用: 本事業は補助(最大70%・56万円)で自己負担が残る一方、自治体事業は無料のものが多い傾向です。(3)エリア: 本事業は全国の補助事業者が対象ですが、自治体事業は在住地の制限があります。在職中で転職を目指すなら本事業、離職中・無料で学びたいなら自治体事業や教育訓練給付が向いています。詳しくは女性向けITスキル支援マップで比較できます。
関連記事
女性向けITスキル支援マップ
全国の自治体・国の支援制度を一覧で整理
教育訓練給付でITを学ぶ
国の給付制度で受講費用を抑える方法
マナビDXで無料からデジタルを学ぶ
経済産業省の無料講座ポータルの使い方
東京都 女性ITエンジニア育成事業ガイド
エンジニア職を目指す無料訓練(離職中も対象)
学び直しのあとの転職活動は、自分に合うエージェント選びから。無料で相談できます。
8つの質問でエージェント無料診断出典・参考資料
- 出典: リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業 公式ポータル(転職をご検討の方) https://careerup.reskilling.go.jp/worker/(2026年7月21日確認)
- 出典: リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業 公式ポータル トップ https://careerup.reskilling.go.jp/(2026年7月21日確認)
- 出典: 経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の六次公募について」 https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/2025/k250804001.html(2026年7月21日確認)